お墓参りの思い出

お墓参りの思い出はそんなにないですが、一つだけちょっと切ない思い出があります。

お墓参りの思い出

お墓参りの思い出はそんなにないですが

お墓参りの思い出はそんなにないですが、一つだけちょっと切ない思い出があります。
夫の実家はお墓を持っていませんでした。
義父の実家はお墓を持っているのですが、義父だけが異母兄弟のため、実家のお墓には入りたくないからとのことでした。
その義父が、突然お墓を建てると言い出したのです。
私の考えだと、もしもお墓を建てるとしたら、最初に入るのは義父か義母のどちらかです。
義父はとても元気だし、義母も持病はあるものの、生死にかかわるような状態ではありません。どうやら、実家の異母兄弟と会った時にお墓の話になり、お墓を持ってない話になったのが気に入らなくて、すぐにお墓を欲しくなったようなのです。

夫や義兄が、「すぐにはいらないでしょ?」と説得したのですが、あっという間に我が家のというか、義父のお墓が建ちました。
当時、義母は持病のリュウマチの調子が悪く、車いすでの暮らしでしたので、建てたお墓を見に行く元気がありませんでしたが、義父は張り切って、私たち家族と義兄家族と義母の車いすを伴って、真新しいお墓を見に行こうと誘ってきました。

正直、私もあまり乗り気ではなかったのですが、義父があまりに張り切って誘ってくるので、断れませんでした。
義兄の家族は「急いで見に行く必要ない」と来ませんでした。
私の家族と義父と義母でお墓参りに行ったのですが、その時に義父が冗談めかしてではありますが、とんでもないことを言ったのです。
「わしは元気だから、まだまだここへ入ることはないけど、母さんは持病があるで、最初にここへ入れるぞ。よかったな」と言ったのです。

当時、義母のリュウマチは、すぐに命がどうなるかという状態ではなかったけれど、冗談にしても、あまり気分がよくないと思っていました。
義母も同じ気持ちだったようで、車いすの上で涙ぐんでいたことが、私のお墓参りの切ない思い出です。

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