お墓参りの思い出

もう随分お墓参りに行っていませんが、小学生の時はお盆やお彼岸にちゃんとお墓参りに行っていました。

お墓参りの思い出

もう随分お墓参りに行っていませんが

もう随分お墓参りに行っていませんが、小学生の時はお盆やお彼岸にちゃんとお墓参りに行っていました。
父方の実家のお墓で、20分ほど歩いた所にあります。
東京の便利暮らしに慣れている私は、小さい頃歩くのが極端に嫌いでした。
普段は家から駅までも近いし、自転車を使うし、車もあります。
でも、父方の実家に行った時はそういう訳にもいかず、従兄弟達と渋々並んで歩きました。

お墓に着くと、バケツと柄杓をしまってある所から出して、井戸水を汲みます。私はここ以外で、水を汲み上げる手動のポンプを見た事がありません。物珍しいのと、ギコギコ動かすと夏でも冷たい水がすぐ出てくるのが好きでした。
隣にはお地蔵さんが七体くらい並んでいて、その前で石を積む様になっています。そこで、私は三途の川の話を父から聞きました。
話を聞いてから出来るだけ石を積んで、首からかけてあるポシェットに小銭を入れるようにしました。
お墓の前に着くと、皆で順番にお線香を置いていき、合掌をし、お水をかけたりします。
墓地は私にとっては異空間で、毎回緊張したのを覚えています。その緊張が解けるのが、帰り道にあるパン屋さんでチョコパンやドーナツを買って貰って食べる時でした。
ごく普通のパンなのですが、私がそのパンが好きだったのは、墓地という非日常から日常に帰って来られた安心感があったからなのかと、今になっては思います。
今でも、お墓参りの事を思うと、小学生時代のノスタルジックな、切ない思いが込み上げて来ます。

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